この記事では備忘録を兼ねてWindows PCにRoonのデータベースをバックアップするやり方を紹介します。
なおWindowsのバージョンは11Homeです。
バックアップ手順は大きく分けて3ステップです。
1.Windowsで共有用ローカルアカウントを作成する
2.Windowsでバックアップ用の共有フォルダーを作成する
3.Roon Remoteアプリでバックアップをする
以下、順を追って説明します。
1.Windowsで共有用ローカルアカウントを作成する
Windows > 設定 > アカウント > 家族とその他のユーザ > その他のユーザを追加する > "アカウントの追加" ボタンを押す
するとMicrosoftアカウントのポップアップが出てくるので、"このユーザのサインイン情報がありません" をクリック
次に "Microsoftアカウントを持たないユーザを追加する" をクリック
"このPCのユーザーを作成します” の画面でユーザネーム、パスワード、セキュリティーの質問に全て入力して "次へ" ボタンをクリックします。
ユーザネームはわかりやすく "roon" にしておくと良いでしょう。
これで共有用ローカルアカウントが作成できました。
2.Windowsでバックアップ用の共有フォルダーを作成する
任意の場所に共有用の新規フォルダを作成します。
フォルダネームは "roonbackup" にします。"roon_backup" などでもOKです。スペースは使わないで下さい。
新規作成したフォルダ > プロパティー > 共有 > "共有" ボタンをクリック
"共有する相手を選んでください" と言うポップアップが出てくるので先ほど作成した共有用アカウント "roon" を追加します。
共有用アカウントのアクセス許可のレベルを "読み取り/書き込み" にします
"共有" ボタンをクリック
以上でWindowsでの共有準備ができました。
3.Roon Remoteアプリでバックアップをする
Roonのバックアップにはスケジュールバックアップとマニュアルバックアップの2つのやり方があります。
スケジュールバックアップはバックアップ先デバイスを常に起動しておく必要がありますので、普段使いのWindowsPCでは現実的ではありません。
したがってここではマニュアルバックアップのやり方を紹介します。
Roon Remoteアプリ > Settings > Backups > Backup Now > select location
Choose folder to backup to の画面で "+ add network share" ボタンを押します。
network share location,username,passwordの3つを記入して "add network share" ボタンを押します。Workgroupの入力は不要です。
Windows PCのIPアドレスはコマンドプロンプトの ipconfig などで調べます。
network share location: smb://192.168.xxx.xxx/roonbackup
username: roon
password: ****
Choose folder to backup to の画面で "Select this folder" ボタンを押す
Manual backupの画面で "start" ボタンを押す
するとバックアップが開始します。
バックアップが終了したらWindowsの共有フォルダ "roonbackup"にバックアップファイルができます。
以上でバックアップ完了です。
Windows PCのIPアドレスは時々変わることがあるので、次回バックアップするときは事前にIPアドレスを確認しておくと良いでしょう。
以上、WindowsPCにRoonのデータベースをバックアップする、でした。