今回の記事はRoon Serverのインストールについて書きます。
Roon ServerはWindowsやMacやLinux PCなどにインストールすることができます。また以前の記事で書いたRoon OSにはRoon Serverが初めから組み込まれています。今回の記事ではPCにLinuxを新規インストールし、その上でRoon Serverをインストールする流れで進めていきます。
Roon ServerはSSHサーバーやWebサーバーなどと同じくサービスとして動作します。従ってLinux PCにデスクトップ環境は不要です。
まずPCにUbuntu ServerやDebianなどのLinuxディストリビューションをクリーンインストールします。Debianを使う場合はOSのインストールの時にデスクトップ環境のチェックをはずします。私はLinux初心者なので情報が豊富なUbuntu Serverが合っていると思うのですが、なぜかDebianを使っています。Ubuntu Serverだったら分厚い参考書籍を2冊も持ってるんですけどね...
OSのインストールが完了すると、OSの運用に必要な設定をあらかじめ済ませておきます。設定はコマンド操作になります。私の場合は以下の設定をしました。
・固定IPアドレスの設定
・ミュージックライブラリ用のSSDの自動マウント設定
・Windowsファイル共有設定
・PCの電源ボタンを押すとシャットダウンするように設定
・パッケージの自動アップグレード設定
固定IPアドレスの設定を済ませた後はPCのモニターとキーボードをはずして別のノートPCからSSHログインして作業できます。
必要な設定が完了したらRoon Labsのインストラクションに従ってRoon Serverのインストールをします。Easy Installerのやり方に従います。Manual Installationは私には難しすぎて無理です。
1. Roon Serverと依存関係にあるパッケージのインストール
$ sudo apt install ffmpeg
$ sudo apt install cifs-utils
$ sudo apt install curl
2. Roon Serverのダウンロードとインストール
$ curl -O http://download.roonlabs.com/builds/roonserver-installer-linuxx64.sh
$ chmod +x roonserver-installer-linuxx64.sh
$ sudo ./roonserver-installer-linuxx64.sh
インストールが正常に完了したら既にRoon Serverが起動しています。
Roon Serverの状態確認
$ sudo systemctl status roonserver.service
Roon Serverの再起動
$ sudo systemctl restart roonserver.service
Roon Serverの停止
$ sudo systemctl stop roonserver.service
Roon Serverのログの確認
$ sudo cat /var/roon/RoonServer/Logs/RoonServer_log.txt
Roon Serverのファイヤーウォール設定もしてみようと思いましたが、思ったよりも難しそうなのでやっていません・・・まあホームネットワーク内のサーバーだしそこまでセキュリティを心配しなくてもいいかな、と自分を誤魔化しております。
ファイヤーウォール設定に関してはこちらのサイトは参考になるかと思います。
以上でRoon Serverのインストールは完了です。
(2021/12/04 記事一部修正しました)