2022年10月27日木曜日

Hifiberry OS

 最近寒くなってきたのでHifiberry OSを紹介します。


◆Hifiberry OSとは?

Hifiberry OSはHifiberry社が作ったラズパイオーディオ用ディストリビューションで、無料で使うことができます。

主な特徴は以下の通りです。

・Hifiberry社のオーディオHATを装着したラズベリーパイに最適化されたOS

・Webインターフェイスによる簡単設定

・Roon/OpenHome/Airplay/MPDなどの様々なネットワーク再生モードに対応


インストール方法は簡単で、HifiberryのウェブサイトからOSイメージをダウンロードしてRufusなどでSDカードに焼くだけです。

https://www.hifiberry.com/hifiberryos/

ごく簡単な初期設定を済ませるだけで使用でき、Hifiberry社のオーディオHATを自動認識するのでオーディオ出力の設定は一切不要です。

つまりラズベリーパイにHifiberryのオーディオHATを装着してHifiberryOSをインストールすれば、ラズベリーパイが立派なネットワークプレイヤ/トランスポートに早変わりします。


ラズパイ3B with Hifiberry Digi+Pro にインストールした


Webインターフェイスのホーム画面


再生モードの画面

数ある再生モードのうちRoon Bridgeだけ使いたい場合は、Roon以外の再生モードを全てオフにすることもできます。音質を重視したいのであれば使わない再生モードを全てオフにするのが良いでしょう。

Hifiberry OSはSSHリモートログインもでき、Linuxに詳しい人なら独自にOSをカスタムすることもできます。デフォルトでは
user = root  password = hifiberry でログインできます。


◆意外に使えるAirplay

いろんな再生モードに対応しているHifiberry OSですが、私はairplayを好んで使っています。

例えばiPhoneやiPadでAudibleやAmazon Prime Videoなどを再生し、その音声をairplayでラズベリーパイに飛ばしてホームオーディオで再生させる、といった使い方ができます。

iPad ---(airplay)---> RasPi+DDC HAT ---(opt/coax)---> DAC 


ちなみにBluetoothでも同じような事はできますが、airplayの方が音がいいです。airplayは24bit/48kHzまでのロスレス再生に対応しています。


以上Hifiberry OSを紹介でした。

2022年10月21日金曜日

音楽制作用PCの紹介

この記事では私の音楽制作用の自作PCを紹介します。


◆PC構成

CPU: intel core i5-12400
マザーボード: ASUS ROG STRIX B-660-F GAMING WIFI
メモリ: Crucial DDR5-4800 32GB (16GB x2)
グラボ: GTX1650 MSI Ventus XS 
CPUクーラー: DeepCool AK400
ATX電源: seasonic FOCUS GOLD 450W
ケース: Antec P7 Silent

OS: Windows11 Home
OS用SSD:  WD NVMe SSD 500GB 
ソフト音源用SSD:Samsung NVMe SSD 500GB
データ用HDD: WD Blue HDD 4TB

上記のパーツのうち、青文字のものは新しく購入し、黒文字のものは数年前に買ったものを流用しています。このように新規のパーツと手持ちのパーツを組み合わせてPCを組めるのは自作PCの大きな特徴です。


◆CPU

自作PCのCPUにはIntelとAMDの2種類がありますが、音楽制作ではIntelの実績が圧倒的です。AMDで組むことも真剣に考えましたが、実際の音楽制作での安定性などまだわからないことが多いので無難なIntel CPUを選びました。


◆マザーボード

ASUS ROG STRIXを選んだ理由はゲーミングマザーボードが安いマザーよりも音が良いことをPCオーディオの経験から知っているからです。マザーは重要ですね。


◆ストレージ

OS用のSSDとソフトウェア音源用のSSDを物理的に分けるのは音楽制作では常識です。それによってソフトウェア音源の読み込み速度等のパフォーマンスが向上します。


◆グラフィックボード

音楽制作PCに外付けグラフィックボードを導入するかどうかは判断が分かれるところです。

譜面作成ソフトのDoricoはGUIの描画にGPUパワーを結構使います。またプラグインソフトによってはGPUパワーを結構消費します。特にサードパーティーのアナライザー系のプラグインのようにGUIが精巧に動くプラグインほどGPUパワーを使います。

これらを考慮したところ私の環境ではCPU内蔵のGPUではスペック不足なのでGTX1650グラフィックカードを導入しました。

Roonもそうですが、設計が新しいソフトウェアほどGPUを有効活用するようにプログラムされているように思えます。


以上、音楽制作用の自作PCの紹介でした。

Roon Remoteで音が変わる

私はRoon RemoteデバイスとしてiPad ProとiPhone8とNECのLavieTab T8の3つを持っている。 最近気づいたのだが、 Roon Remoteデバイスで音が変わる。 上に紹介した3つの中でNECのLavieTabが1番音が良い。 iPad ProとiP...